犬のトリックについて

犬の「しつけ」のトレーニングと「トリック」のトレーニングは似ているようで、

目指しているものが全然違うと思います。

「しつけ」は犬が人社会の中で、人も犬も安全に生活していく、

若しくは円滑に生活していくことを目指すものであると思うので、

ある程度出来るようになっても、続けていくことが大切だと思います。

身体に美しいと書いて「躾」と書きますが、

僕的には、し続けることが大切だから「しつけ」と思っています。

なので、僕が犬のしつけの事を書く時は平仮名で「しつけ」と書いています。

それに対して「トリック」はゲームです。

人（トレーナー）と犬で行う謎解きゲームです。

人（トレーナー）は、いかにして「こういう風に動いて欲しいんだ」と云う事を的確に犬に伝えられるか？

犬は、人（トレーナー）が何を望んでいるのか？（どうやったらいっぱいご褒美が貰えるか？）

実用的なトリックもありますが、基本的にはそのトリックが出来なくてもＯＫ。（生活上特に困らないからね）

出来たらラッキー。ぐらいの軽い気持ちでやっています。

愛犬「はがね」とのトレーニングは、

「しつけ」も「トリック」もモチベーショナルトレーニングという学習心理学を応用した方法で行っています。

また、「トリック」の練習では最近はクリッカーという道具を使うことが多くなってきています。

クリッカーは、カチンと音の鳴る道具です。

（ただ、カチンと音が鳴るだけの道具なので、リモコンの様に犬が思い通りに動いてくれるような道具ではありません。念のため・・・笑）

一瞬をマークすることが出来るので、

使い慣れると非常に便利です。

クリッカートレーニングに関しては、ネット上でも色々と情報が見つかりますし、

本ではカレン・プライアさんの本が有名だと思います。